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2020.05.25 (Mon)

〜ランドセルのつくりについての疑問や質問〜


ランドセルのつくりについてのご質問

今回は、ランドセルのつくりについて、お客さまからよくいただくご質問にお答えします!
底板(中敷)、目打ち、保管方法の3つについてご紹介します。
底板や目打ちについては、壊れてしまったの?不良品?とご心配いただく方もいらっしゃるのですが、商品そのものの特性ですので、ご安心くださいね。


底板(中敷)は固定されていないんですか?

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不良品ではありませんので、ご安心ください!

萬勇鞄のランドセルの底板は、写真のように取り外せるようになっています。
お子さまがランドセルの中の荷物を勢いよく取り出していてる時に、底板も一緒に取れてしまって驚かれたかもしれません。
ほとんどのメーカー、ブランドでも、底板は固定されず、中に入れてある状態で販売されています。
元々、底板は簡単に外れるものなので、”中敷”のような機能なんですよ。
だから、不良品ということでは全くなくて、きちんと意味があって底板は外れるものとなっています。

底板が外れるメリットとは?

では、底板が固定されていないメリットをご説明しますね!

まずひとつめに、お掃除がしやすくなるためです。
ランドセルをご使用なさっているうちに、底板とランドセルの間には、どうしても鉛筆の芯や消しゴムのカスなどの、小さなゴミがとっても沢山溜まってきてしまいます。
そんな時に底板が外せられるよになっていると、底の隅々まで、ゴミ取りや乾拭きができ、ランドセルをとても綺麗にお掃除できますよ。

ふたつめは、修理をする時のためです。
例えばランドセルのワンタッチ自動ロック錠が壊れてしまったときなど、底板が固定されていると分解作業を伴うため、修理がとてもしにくくなってしまいます。
そのため、お金も時間もかかってしまうことになるのです。
修理が必要になった時に取り扱いをしやすくするためにも、あえて外れるようにしているんですよ。
ちなみに、萬勇鞄は6年間の修理保証サービスもございますので、何か不具合があったり、壊れてしまった時にはご相談くださいね。
丁寧に対応させていただきます!

また、底板が外れることがどうしても気になるようでしたら、ご家庭で底板の四隅に両面テープを貼って、ランドセル本体に固定していただき、ご使用頂くことをおすすめしています。

A4フラットファイルにも対応のサイズです!

底板のご質問と同様、サイズについてお伺いすることが多いので一緒に紹介させていただきますね。
昔に比べて、小学生の教材はとても増えていると言われています。
ランドセルに入りきらないがために、手提げバッグに荷物を入れて持っていると、両手が自由に使えなくなってしまいます。
毎日通学する子供のことを考えると、それでは安全面が心配ですよね。
萬勇鞄のランドセルは全モデルでA4フラットファイルに対応しています!
たくさんの荷物を入れることが可能な大容量収納サイズですので、ご安心ください。


糸より目打ちの切れ目が長いのですが・・・。

「目打ち」は私たちがランドセル作りで大切にしていることの1つです。

以前のランドセルと言えば手作りが当たり前でした。
もちろん、仕上げもすべて手縫いです。
ランドセルを手縫いする、と聞くと手縫いの技術が必要に感じますが、実は手縫いの技術だけではなく、手縫いの前段階である「目打ち」の技術を持っていることも大切なんです。
目打ちというのは、革に穴を開ける作業のこと。
革というのは丈夫で固いものなので、そのまま縫うことは大変難しいのです。
そのため、革を縫いやすくするために穴を開ける必要があります。

また、良い目打ちにするためには、目打ちの間隔と縫ったときの糸の閉まり具合に気を配ることが大切です。
縫う際にどこを縫っても、同じように斜めに締まるように、穴を開ける技術が必要なのです。
手縫いというのは時間がかかるものなので、この目打ちを丁寧に行い、仕上げるようにしています。

ちなみにこの目打ちというのは、日本の高度な技術のうちのひとつなんですよ!
現在では日本からヨーロッパに目打ちの技術が伝わり、手縫いのカバンなどを作る際に目打ちが行われるようになっています。

手縫いだからこその、味わいです

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写真をご覧になっていただくとわかると思いますが、ランドセルの肩紐の外側に沿って縫ってある糸の感覚と、その1本内側にある縫い目の感覚の広さや糸の太さが違いますよね?
この違いはミシン縫いなのか、手縫いなのかで違ってくるのです。
萬遊鞄のランドセルでは、強度面で糸で縫う作業をランドセルの部分によって、手縫い作業か、ミシン縫い作業かで変えて行っています。
その時に、手縫い作業の場合は、針で糸を通す前に、革を縫いやすくるためにこの目打ちという作業を行います。
そしてこの時にできる穴が、ご質問にあった切れ目なのですが、糸より長くても、きちんと糸を閉めるための作りなので何も問題はございません。
そして、切れ目自体が破れてきたりもしないので、ご安心ください。

また、ミシンは機械なので縫い目が均一になるのですが、手縫いですと手作業になるので、どうしても多少のズレが起こることがあります。
ですが、ランドセル自体には何も問題はないですし、むしろ手縫いの暖かさや愛着、こだわりを大切にしている萬勇鞄ならではのものと思っていただけると、とても嬉しいです。


ランドセルの保管方法を教えてください。

 

風通しの良い、日陰に保管するのがポイントです

ランドセルは革でできているので丈夫ではあるのですが、きれいな状態で長く使っていただくために、色あせやカビの対処をしていただくことをおすすめします!
革製品は湿気に弱いので、購入後は風通しの良い、湿気のない日陰に保管しておきましょう。
特に湿気の多い梅雨の時期には注意してくださいね。
また、直射日光に長時間当たると、革の色あせや変形等の劣化の原因に繋がります。
これはどの種類の革にも全て共通で言えることです。
ですので、直射日光が当たらない日陰に置くことも大切です。

また、交通安全のために小学生に黄色いランドセルカバーが配られることがあるかと思います。
こういったカバーをかぶせたままにすると、内部の湿度が高くなって革素材の質の低下につながり、はずすときに革の表面を傷つけてしまうことがあります。
そのため、少なくとも一週間に一回ははずすように心がけてくださいね。

ランドセルが濡れてしまった時は?

登下校中に急に雨が降ってきたり、ランドセルの上にお茶をこぼしてしまったり・・・。
もし、使っている時に水に濡れてしまったときは、乾いた布でふいてあげてください。
萬勇鞄のランドセルは、どの素材もはっ水加工がされているので、特別なお手入れは不要なんですよ。

先ほどお伝えした交通安全のランドセルカバーと同じように、雨カバーについても外すように心がけてください。
濡れたカバーをそのままつけていると劣化につながってしまいます。
使用した日には必ずはずすようにお気をつけくださいね。



一生に一度のランドセルだから、大切に使っていただけると嬉しいです

いかがでしたか?
ランドセルは、6年という長い期間使っていただく鞄です。
こんなにひとつのものを長く使うのは、お子さまによっては初めてのことかもしれません。
だからこそ、ランドセルを通して、ものを長く大切に使うことや、手作りの個性などを学んでいただけると嬉しいなと思っています。

最近では、女の子の定番は赤(レッド)、男の子用は黒(ブラック)、などといったイメージはだんだん薄れ、カラフルなランドセルが人気ですよね。
ピンクやブラウン、ブルー、グリーンなど・・・ お子さまとたくさん悩んで、ひとつのランドセルに決めたことかと思います。
もしくは、今お選び中かもしれませんね!
そうやって思いを込めてじっくり選んだものだからこそ、大切に、長くきれいに使っていただけると、私たちもとても嬉しく思います。


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