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2022.06.02 (Thu)

ランドセルの重さは素材できまる?中身を入れた場合の比較も!

ランドセル選びは「デザイン」に次いで「重さ」も大切な基準の1つです。
お子さまの通学時のランドセルの重さは20年前に比べ、約2倍になっているってご存じですか?
「ランドセル症候群」と呼ばれる言葉があるほど、ランドセルの重さはお子さまへの負担が大きくなっています。
ランドセルはお子さまが持っていて嬉しいと思うような「デザイン」も大切ですが、お子さまのカラダへの影響を考えると「重さ」も選ぶ時のポイントに加えていただければと思います。
そこで、萬勇鞄ランドセルに使われる素材や重さとランドセルの重さが身体に与える影響や、お子さまへの負担を軽くするためのオリジナル技術などについてご紹介します。

ランドセルの重さは素材によって違います!主な3つの素材

ランドセルの重さは素材によって違います!主な3つの素材

萬勇鞄が採用している素材は「コードバン」「牛革」「人工皮革」の全3種類。
それぞれの特徴や重量について解説します!

「コードバン」のランドセルの重さは約1,500g

「コードバン」のランドセルの重さは約1,500g

コードバンとは馬のお尻部分の「コードバン層」という部分を使用している素材です。
馬一頭からランドセルのフタ2枚分しか採れず、市場に出回ってる「馬革」そのものが少ないため、希少価値が高く「革のダイヤモンド」とも称されます。
数百種類あると言われる革の中で最も肌ざわりが滑らかでキメが細かく、使い続けるほどに光沢が増します。

コードバンランドセルの特徴

  • 強度に優れている

コードバンの強度は牛革の2~3倍とも言われています。
手を加えてさらに硬く型崩れしにくいものへ進化し、アクティブに動くお子さまが持たれても安心です。

  • 汗や水に強い

耐久性に優れ、なめらかな肌触りを持つコードバン。
実は汗や水分に弱く傷がつきやすいという特性を持っています。
ですが、ランドセルに使用されるものは耐水性の加工を施しているため安心です。

  • エイジング(経年変化)を楽しめる

コードバンは耐久性に優れていて、肌ざわりや色合いなど使い続けることで本領を発揮します。
この特徴に加えて萬勇鞄のコードバンは「シボ加工」を施しています。
シボとは、ちりめんのような不揃いの細かいシワ模様。
このシボ加工により細かい傷やシワがつきにくく、目立ちません。
重さは3種類の中で1,500gと一番重くなりますが、コードバンの魅力はなんといっても高級感と耐久性。
ランドセルリメイクも視野に入れれば、お子さまが大人になってからのビジネスシーンでも活躍します!

「牛革」のランドセルの重さは約1,400g

「牛革」のランドセルの重さは約1,400g

革製品では最もポピュラーな素材で、バッグ・お財布などさまざまなアイテムに使われています。
牛1頭から採れる面積が広く安定した流通量があり、加工がしやすく種類豊富です。

牛皮ランドセルの特徴

  • 耐久性に優れている

繊維が均一なので強度や耐久性に優れています。
強度はコードバンより劣りますが、人工皮革より強い特徴があります。

  • 通気性・吸湿性に優れている

牛革は表面に毛穴が残っていることで、呼吸するように空気を通して水分を吸収してくれます。

  • 経年変化を楽しめる

牛革は使うごとに柔らかくなり、なじみます。
この特徴に加えて萬勇鞄のコードバンは「シボ加工」を施しています。
シボとは、ちりめんのような不揃いの細かいシワ模様。
このシボ加工により細かい傷やシワがつきにくく、目立ちません。
牛革の魅力は、長く持ち続けることで風合いが増すことと耐久性。
重さは約1,400gで人工皮革よりも重くなりますが、やはり本革に勝る魅力はありません。
加工のしやすさと耐久性からリメイクの可能性も広がります。

「人工皮革」のランドセルの重さは約1,250g

「人工皮革」のランドセルの重さは約1,250g

人工皮革は牛革と並んで、ランドセルの素材としてはポピュラーです。
本革に似た風合いを人工的に作り出した素材で「合成皮革(合皮)と同じでは?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
人工皮革は生地のベースとなる材料を本革と同じ構造でつくっているので、合皮に比べて劣化しにくく、高い耐久性があります。

人工皮革ランドセルの特徴

  • 軽量
  • 色のバリエーションが豊富
  • 汗や水に強い
  • 本革に比べて安価
  • 傷が付きにくい

人工皮革の魅力は3種類の素材の中で最も軽く約1,250g。
「重さ」を重視されるなら人工皮革がおすすめです。
お値段的にも一番手が出しやすく、入学時にかかる費用を抑えたいという方にも◎

ランドセルは「入れ物」重さのほとんどは中身です!

ランドセルは「入れ物」重さのほとんどは中身です

小さな身体で大きなランドセルを背負っている姿は、とても可愛いですね。
ですが、「ランドセルが重い」と感じているお子さまは8割にも上るってご存じでしたか?
最近「ランドセル症候群」という名前が出てくるほど、お子さまたちが登下校で感じているランドセルの重さは深刻になっていますが、ランドセル自体は時代とともに軽量化が進んでいます。
実は、重さの本当の理由は「ランドセルの中身」なんです。

ランドセルが重いと感じる1番の原因は「教科書」

ランドセルが重いと感じる1番の原因は「教科書」

「脱ゆとり教育」という流れから学校で教える内容も大きく変化し、20年前に比べて教科書の大きさやページ数が増えて教科書そのものが重くなっています。
ランドセルと中身の重さを合わせると、なんと平均4.7Kg。
小学1年生で3.6kg、小学6年生になると5.5kgにまで増えます。
もちろん教科書だけではなく「ノート」や「筆記用具」もあるので、重くなるのも理解できます。
お子さまが背負っているランドセルの重さが、こんなにあるなんて驚きですよね。

ランドセル以外にも重くさせる「付属品」の数々

お子さまが重さを感じる原因は、教科書やノート以外にも。

  • 水筒
  • 体操着
  • 給食袋
  • 下校後の習い事の道具

ランドセルが重いうえに、かさばって歩きにくい…。
これでは通学が苦痛になってくるのも納得できます。

置き勉は進んでいない

「置き勉」という言葉をご存じですか?
宿題など家庭学習で使わない教科書を、学校に置いて帰ることです。
文部科学省がランドセルの重さを問題視し、2018年に「教科書を置いて帰ってもよい」という通知を出しました。
ですが「いたずらされてしまう」「保管する場所がない」といった理由から、取り組みはなかなか進んでいません。
お子さまのランドセルが重い原因について解説しました。
では、ランドセルの重さがカラダに与える影響にはどのようなものがあるのでしょうか?

ランドセルの重さが原因で引き起こされるカラダへの負担

ランドセルの重さが原因で引き起こされるカラダへの負担

アメリカの小児科学会は、ランドセルの総重量は「体重の10~20%が目安」という報告をしています。
やはり、どこの国でも通学時の荷物の重さは問題になっているんですね。
では、具体的にどのような症状なのでしょうか?

重さが影響する「ランドセル症候群」ってなに?

ランドセルについて調べていると「ランドセル症候群」という言葉を目にしたことはありませんか?
首・肩・腰に痛みを感じたり「背負うのが億劫になる」「学校に行きたくない」など、心やカラダに不調を感じてしまう症状のことです。
小学生の登校時間は平均15~20分と言われています。
ランドセルの重さ約5Kgを登下校の時間を合わせ1日で30~40分背負って歩く…。
かなりの負担になるもの納得ですね。

「ランドセル症候群」が悪化すると懸念される身体の症状

  • 腰痛

ランドセルなど重い荷物を背負うと、骨盤の傾きが強くなって腰痛を起こすことがあります。

  • ストレートネック

ランドセルなど重い荷物を背中に密着していない状態で背負うと、バランスを取ろうと首が前に出ます。
この状態を繰り返すことで習慣になってしまい、ストレートネックになりやすくなります。

  • 脊椎への影響

成長期の骨は柔らかく変形しやすい特徴があります。
脊椎の椎体という部分が変形したり、背骨のバランスが崩れ曲がってしまうといった症状に繋がる可能性もあります。

ランドセルの重さがお子さまのカラダに大きく影響することが、お分かりいただけたのではないでしょうか?

萬勇鞄ランドセルは重さの負担を軽くする!背負いやすさの工夫が充実

萬勇鞄ランドセルは重さの負担を軽くする!背負いやすさの工夫が充実

ランドセルの重さが影響するからといって、持っていく教科書の数を減らすことはできませんよね?
重さを変えることは難しくても、カラダへの負担を減らすことは可能なんです!

重いランドセルは「背中への密着」と「肩への負担軽減」がポイント

重いランドセルは「背中への密着」と「肩への負担軽減」がポイント

負担を少なく重いものを背負うには「密着」と「力の分散」が重要です。
例えば、重いものを持つ時に距離が遠いものを持ち上げるよりも、できるだけカラダに近づけて持ち上げる方が楽に上がると思いませんか?
また、お買い物バックを肩にかける時に肩ひもは細く固いものよりも、幅が広く柔らかい方が安定感が出て痛みも出ませんよね。
これをランドセルに置き換えると、背中に密着する方が楽に背負えますし、肩ベルトが広く柔らかい方が安定感があり痛みが出ないということになります。

萬勇鞄のランドセルのこだわりは肩と背中部分にあり!

萬勇鞄のランドセルのこだわりは肩と背中部分にあり

ランドセルメーカー萬勇鞄の「背中への密着」・「肩への負担軽減」のための各パーツのこだわり一覧をご紹介します。

  • 背あて部分は「ウレタン」「スチロール」
背あて部分は「ウレタン」「スチロール」

「クッション性に優れたウレタン」と「弾力性・衝撃吸収に優れたスチロール」の2種類を使い、背中へのフィット力をアップしています。

  • 肩ベルト
肩ベルト

萬勇鞄のランドセルの肩ベルトは、少しS字型にカーブしているのが特徴。
この独特のカーブをつけることで、肩と背中に密着しやすくなってます。
さらに肩部分にソフトな素材を使用しているので、重さを感じにくく優しくしっかり支えます。

  • 背カン

萬勇鞄のランドセルの背カンは、動くウィング背カンを使用しています。
固定されずに左右に自由に動くから、6年間で大きく変わる肩幅にも常にジャストフィットします。

  • 三角カン

つねに立ち上がり背負いやすい肩ベルトの秘密は、背カンと肩ベルトをつなぐ「三角カン」。
三角形にすることで、倒れてしまうことなく立ち上がった状態をキープします。

肩ベルトの通し方・正しい背負い方

まとめ

小学校に入学する子どもは、男の子も女の子も自分の理想のランドセルを欲しがるでしょう。
人気のランキングから、好きなカラーから、色々な選び方ができます。
ランドセル選びは「デザイン」「丈夫さ」「使いやすさ」を優先しがちです。
そこに「重さを感じさせない工夫」があるか、ということも加えていただければと思います。
是非、購入前には親御さんがチェックをしてあげて、「欲しい」だけではなく、実際に必要な機能がきちんと揃っているかを見てあげてください。
肩と背中のデザインに配慮した萬勇鞄のランドセルが、6年間お子さまを守り続けます。

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